干鰯と鰯
生まれ育った家の筋向いに、当時としては、それなりに大きな規模の魚市場があり、朝から活況を呈していて、元気の良い掛け声などが好きで、夏休みのラジオ体操以外の時期にも、よく見に行っていたものである。
市場の人は「ほれ、これ食うか」と刺身の残りなどを気前よく食べさせてくださった。
そんなことから、ほとんど「魚類」というものには目がないほど好きだった。
それがこの歳になっても続いている。
年金暮らしだから、当然高価な魚などにはめったにお目にかからないが、旬で手ごろな値段のものは今でも大好物である。
そんな中でも、好きなのは「鰯」である。
先日から、何度か、スーパーで「手ごろな値段で、手ごろな大きさのもの」を探していたのだが、残念ながら見つからず、「生干し」的なものが出されていたので、それを買った。
大きさはいつもの「干物」よりも大きいので、ボリュームは十分満足したし、青魚に含まれる「魚油」もたっぷりと乗っていたので、零さずにご飯にかけて食べもした。
今更頭脳明晰を目指すつもりはないが、DHAやEPAという成分は年寄りにもいいということである。
でも、やっぱり好きなのは、適度に干されている「干鰯」がいい。
それ以来、日記には「鰯」と「干鰯」とはっきり分けて書いている。
投稿者:つねちゃん
at 06 :25
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